側湾症とは?
側湾症というのは背骨が横に湾曲して成長してしまう病気のことです。

骨の異常や病気として現れる「構築性側湾症」、姿勢の悪さや生活習慣の偏りからなる「機能性側湾症」、生まれた時から脊椎の異常がある場合の「先天性側弯症」、思春期などの成長時期の子供に見られる背骨の異常の「特発性側湾症」があります。成長とともに湾曲が進行してしまう原因不明の側湾症が特発性側湾症です。

発症する時期によって、乳児期側湾症、学童期側湾症、思春期側湾症に分けられます。中でも、思春期側湾症が多く、特に女子に好発します。成長とともに進行するので、成長期を過ぎれば湾曲の進行は落ち着きます。しかし湾曲の度合いにより、少しずつ進行したり、年齢とともに筋力が落ちたときに、再度進行する場合もあります。自覚症状がないため、知らないうちに症状が悪化することが多いのが特徴です。姿勢が悪かったり、落ち着きがない、じっとしていられない、集中力がないなど勉強に支障が出る場合もあります。

この場合、早期発見、早期治療が重要となります。しかし、特発性側弯症は複数の原因が複雑に絡みあって発症する病気だと考えられています。特に10歳以上の初潮期を迎える女の子の間で多くみられることから性ホルモンの異常が原因の一つに考えられ、また痩せた子供に多くみられることから背骨を支える体幹の筋肉の異常も 原因の一つではないかと考えられています。

 

構築性側湾症とは脊柱を構成する椎骨という一つ一つの背骨や その背骨どうしをつなぐ椎間板の変形によっておこる病気です。これは骨の変形によっておこる病気ですので簡単には治りません。

 

機能性側湾症は毎日の姿勢が偏っていること、例えばいつも同じ側に脚を組み、同じ側に膝を崩して座ったり、同じ肩に荷物をかけ、同じ肩を下にして横になるなど筋力の低下が関係するものがほとんどです。


概要 | プライバシーポリシー | Cookie ポリシー | サイトマップ
MEDICAL CARE CIRO HACOBORI 当ホームページの写真や文章の無断利用を禁ず